【高校受験】万が一の事故などで、すべり止めの私立高校を受験できなかったらどうするの?

私は7年間中学校教諭を経験し、2回3年生の担任をしました。そのときに先輩教員から教えていただいた話を紹介します。

※地域や学校の実態によって異なります。ご参考程度に。実際に対応することになった場合や生徒や保護者からの質問に回答する場合は、自分の勤務校の学年主任や進路指導主事に確認することが必須になります。

目次

すべり止めの私立高校を受験できなかったらどうしようという心配

入試が近づくと、「万が一、自分のクラスの生徒が事故やインフルエンザなどで、すべり止めの私立高校を受験できなかったらどうしよう」と心配になります。

今回は、そのような事態が起こったときの対応の一例について紹介します。

まずは早急に進路指導主事や学年主任に早急に相談を

※地域や学校の実態によって異なります。ご参考程度に。

生徒がインフルエンザや事故で通常通り受験することが難しくなった場合、保護者から中学校へ連絡があると思います。
その場合、担任は早急に進路指導主事・学年主任・管理職に相談します。
私立高校は個々の学校によって対応が異なります。そのため、進路指導主事から私立高校へ連絡を取ってもらい対応を確認し、その後で担任から保護者に対応を伝えるという流れになる可能性が高いです。

私立高校のすべり止めの合格がないまま、公立高校受験に臨まなければいけないとき

事故などで当日受験ができず、追試験も認められなかったため、すべり止めの私立高校の合格がないまま公立受験に臨む場合の流れの一例を紹介します。

※地域や学校の実態によって異なります。ご参考程度に。

①保護者と本人に来校してもらい、公立高校の受験校についてもう一度決め直す。
(私立の受験前に、色々なパターンの私立の合格結果を想定した上で公立の受験校を決めていることが多い。→例えば私立A高校&B高校合格なら、公立C高校受験。私立A高校合格私立B高校不合格なら、公立D高校受験)

②万が一公立高校も不合格の場合、どのような選択肢が残されているかを一応説明しておく。(その年の受験日程も含めて。)
 ※プレッシャーになるので、本人に席を外してもらって保護者にのみ説明する場合あり
 

私立高校・公立高校ともに合格校がない場合に残された選択肢の一例
・私立高校の2次募集(必ずあるとは限らない)
・公立高校の2次募集(必ずあるとは限らない)
・公立定時制高校
・通信制高校

※通信制高校の場合、3月以降でも入学できる。(高校を中退した子が編入することも多いため)すべて不合格だった場合も、通信制高校は残されている。

受験日当日にインフルエンザにかかってしまった場合は?

・公立高校→自治体によって対応が異なる。「追検査」を受けられる場合もあり。

・私立高校→個々の学校によって対応が異なる。通常の生徒と同じ日程で別室受験をしたり、追試験を受けられたりする場合もあり。

※インフルエンザ以外の感染症や事故などの場合にも、別室受験や追試験などの対応をしてもらえる場合もあります。

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この記事を書いた人

愛知教育大学卒業。元公立中学校英語教諭。東海地方在住。
大学卒業後、公立中学校で7年間勤務。小規模校に勤務し校務分掌に追われ、1か月の時間外労働が150時間を超えたことも。7年目の年度末で退職し、翌日から中小企業で勤務。
現在の仕事内容は内勤の事務系で、クレーム対応などは皆無。昼休みが1時間きちんと取れて、6時半までには退勤する日々に感動。

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