【高校受験】中学3年生の担任になったときに、私が気をつけていたこと

私は7年間中学校教諭を経験し、2回中学3年生の担任を経験しました。その際、自分が気をつけていたことを紹介します。

※あくまで一例です。地域や学校の実態により異なるため、参考程度にお読みください。実際に対応する場合や生徒や保護者からの質問に回答する場合は、自分の勤務校の進路指導主事や学年主任に確認することが必須になります。

目次

進路についての質問に回答するときは慎重に

生徒や保護者から進路についての質問があった場合、 正確に回答していました。あやふやな回答はしません。はっきりわかっていることはその場で即答したのですが、自分の理解があいまいな場合や知らない・わからない場合は迷わず「確認してから回答します。」と言い、なるべく早く進路指導主事や学年主任に確認し、その日の夕方くらいまでには電話連絡で回答しました。(回答の連絡をしそびれないように注意する!)

『回答を保留すると印象が悪くならないか』と心配になるかもしれません。でも、ちゃんと確認してから答えた方が「丁寧にありがとうございます」と言ってもらえたり、「この先生は適当なことを言わない」と思ってもらえたりするので、かえって好印象になることが自分の経験では多かったです。あやふやに回答して間違っていた場合の方が、よっぽど印象が悪いです。

自分が担当する教科の教科書の内容を余裕をもって完了させる

自分担当する教科は、受験日前までに余裕をもって教科書の内容を完了させておく。12月の保護者会などで、「教科書ちゃんと終わるんですか?」と保護者から心配の声が上がることも結構多いです。私の担当教科は英語でしたが、中学3年生はAETがいる授業の時もアクティビティの時間を少なめにして教科書をガンガン進めていました。

定期テストを作成するとき、ミスをしないようする

定期テストを作成するときに、ミスをしないようにより一層の注意を払いました。他の学年のテストを作るときももちろん気を付けるのですが、3年生のテストはより一層気をつけました。なぜなら、テストにミスがありテスト時間中に訂正をするときに、クラスによって差が出てしまうと大問題になるからです。

教員自身もケガ、病気、事故に気をつける

教員自身もケガ、病気、事故をしないように気を付けていました。中学3年生を受け持った1年間は、海外旅行や派手なアクティビティ(スカイダイビングなど)は避けていました。インフルエンザ予防接種も、なるべく打つようにしていました。

情報の取り扱いや言い回しに注意

生徒や保護者から進路について質問があった時や進路決定のための保護者会が始まる前の時期に、生徒や保護者に伝えても良い情報と伝えてはいけない情報、OKな言い回しとNGな言い回し等を進路指導主事や学年主任に事前に確認しておきました。

県外の学校を受験する生徒の対応は早めに動く

県外の学校を受験する生徒の対応について、進路指導主事や学年主任に事前に確認しておきました。例えば、「県外の学校を受験する場合は早めに申し出るよう生徒に呼びかけておくかどうか?」や、「手続きはどこまで学校がやって、どこまで保護者に任せるのか?(例:書類作成は学校で、出願は保護者など))」などを気をつけました。

ネット出願の学校と紙の願書の学校の違いに注意

私立学校は、ネット出願の学校と紙の願書の学校がありました。日程や提出する書類の違いを調べ、しっかりと理解しておきました。異なる日程で同時進行していて結構紛らわしいので、時間を作って一度ゆっくりと確認しておいた方が良いです。

私立推薦、私立一般、公立推薦、公立一般の生徒の動きの違いに注意

 私立推薦受験と私立一般受験は、書類準備や出願のタイミングや受験前の事前指導のタイミングなどが異なり、それらが同時進行で紛らわしいので、しっかりと理解しておきました。

 また、公立推薦受験と公立一般受験も、生徒に提出させる書類や面接指導の形式などが異なり、同時進行で紛らわしいので、しっかりと理解しておきました。

願書提出の期限は厳守なので、細心の注意を払う。

願書は締め切りを過ぎると完全にアウトなので、細心の注意を払っていました。保護者に銀行などで支払いもしてもらわなければいけないためギリギリになると大変なので、早めに生徒に呼びかけていました。

シャチハタNG・フリクションNG ・定規の使い方など願書を書く時の注意点

シャチハタNG・フリクションNG・〇で囲む部分は定規を使うなど、願書を書く時の注意点を生徒にしっかりと伝えておきました。特に私立の願書は学校ごとに用紙が異なり、ほとんど予備がないので細心の注意を払っていました。

受験直前に生徒に伝えることを確認しておく


受験直前に生徒に何を伝えるかを進路指導主事や学年主任にしっかりと確認しておきました。その後、生徒に連絡しそびれないように細心の注意を払っていました。

 内容は、トラブル対応や持ち物などについてでした。

 例えば持ち物については、スマホは持っていかない、受験票を忘れない、腕時計については自分が受験する学校の指示に従うなどを伝えました。特に注意が必要なのが腕時計についてです。学校によって指示が異なり、試験会場の教室に壁時計がないため腕時計を持ってこなければいけない学校と腕時計は持ってきてはいけない学校があり、驚きました。生徒には、自分の受験校の受験票や受験票と一緒にもらった書類や募集要項などをよく読むするよう伝えていました。

 また、当日トラブルが発生した場合にどうするかも事前に生徒に伝えていました。例えば、受験当日に事故・遅刻・体調不良になってしまった場合、受験直前にインフルエンザの症状がある場合、受験票などの忘れ物をしてしまった場合はどうすべきか?それぞれの場合について、中学校か高校かどちらに連絡するのかをしっかりと伝えていました。

受験日当日は、朝早く出勤する

受験当日は、朝早く出勤していました。7時頃には出勤するようにしていました。なぜなら、インフルエンザ・遅刻・事故・体調不良などのトラブルがあった生徒や保護者から学校に連絡があった場合に、すばやく対応が必要があるからです。

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この記事を書いた人

愛知教育大学卒業。元公立中学校英語教諭。東海地方在住。
大学卒業後、公立中学校で7年間勤務。小規模校に勤務し校務分掌に追われ、1か月の時間外労働が150時間を超えたことも。7年目の年度末で退職し、翌日から中小企業で勤務。
現在の仕事内容は内勤の事務系で、クレーム対応などは皆無。昼休みが1時間きちんと取れて、6時半までには退勤する日々に感動。

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