教員をやめる覚悟はできているか? 会社員よりも教員の方がよかった、楽だったこと 民間企業で働く元中学校教員が語る

教員を退職し、4月から民間の会社員として働き出して10カ月ほど経過しました。教員を退職して会社員に転職したことは今も後悔していませんが、「教員の方がよかったなぁ・楽だったなぁ」という感じる点がいくつか出てきました。
そこで、実際に会社でしばらく働いてみたからこそわかる「会社員よりも教員のときの方がよかった点、楽だった点」を紹介したいと思います。あくまで私の場合なので、転職した会社によっては気にならないという方もいると思います。

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目次

教員は、給料が高い

やっぱり、これが1番です。


<教員時代>
年収500万円超え(7年目)でした。
経済的に余裕があったので、仕事帰りに次の日の授業準備の作業もかねてマクドナルドやドトールなどに毎日のように通ったり、コンビニでお菓子やホットスナック、ジュースを頻繁に買ったりしていました。
また、勤務校の人と一緒に外食することも2カ月に1回くらいありました。年上の女性の先生に仲良くしていただくことが多かったので、ホテルで少し良いランチを食べることもありました。

<会社員(現在)>
今年の年収は300万円ちょっとでした。しかも、今年は1月~3月の間教員だったので、来年は年収を300万円切ってしまうかもしれません。

「事務職は年収300万円を切ることが多い」と転職エージェントから聞いていたので転職する前から覚悟はしていましたが、やっぱり辛いです。
残業が少ない月だと、手取りが20万円を切ってしまう月もありました。(通勤手当を除いた金額)

ボーナスもだいたい15万円~25万円くらいです。

今は実家暮らしなので困っていませんが、今後1人暮らしをしたいと思っているのでとても心配です。
外食や旅行に気軽に行けないので、ちょっと辛いです。普段も飲み物やお菓子やお弁当をコンビニで気軽に買うこともできません。気になる新商品があっても、よっぽど評判がよくない限り買いません。職場の同僚も、昼食をコンビニで買ったものではなく、手づくりのお弁当を持参しています。
コロナが終わったら遊びに行きたいので、ちょっと心配です。
コロナで業績が下がっているので、コロナが終わったらもう少し給料が改善されるかもしれません。
今の会社に籍を置きながら、スカウトを待つ方式の転職サイトに一応登録しておこうかなと考えています。
転職して時間ができてペーパードライバー講習を受けて車を運転できるようになったので、事務職以外も視野に入れようと思っています。
また、副業も引き続き頑張っていこうと思っています。

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教員は、祝日が休み


<教員時代>
教員は、祝日が休みでした。祝日がある週は、なんとなくホッとしたものです。

<会社員(現在)>
私が転職した会社の場合、祝日も通常通り出勤日になります。祝日は残業なしのルールで17時に帰れますが、休みではありません。
GW休み、お盆休み、年末年始の休みは、計画的有休で休みになります。

教員は、男女平等


<教員時代>
教員は、男女で大きく職種の区別があることがありませんでした。
男の先生も、女の先生も、等しく担任をしていました。
また、給料の差も全くありませんでした。

<会社員(現在)>
私が転職した会社の場合、現在は女性の営業職がいません。(来年から女性の営業職も採用し始める予定らしい)
現在、私が勤める会社の女性はみんな事務職です。事務職は、営業職よりも給料が低めです。
また、なんとなく女性は意見が言いづらい雰囲気があります。

教員は、解雇がない

<教員時代>
教員は、犯罪を起こさない限り解雇になることがありません。
仕事でやらかしても、解雇になる心配がありませんでした。
私の場合、学校納付金の引き落としの金額の入力を間違えて大変なことになりましたが、そのときも「解雇になるかも」という心配は一切ありませんでした。(周りの人に迷惑をかけて申し訳ないという気持ちでとても辛かったが)
日ごろから、業務が忙しいので「ちょっとしたミス」なら寛容に許される空気がありました。
また、休業と復帰を繰り返す人がいましたが、「あの人解雇になるかも」というのも全くありませんでした。

あと、同僚同士でもめている人も結構いましたが、管理職から注意されることはありませんでした。

<会社員(現在)>
会社員は、解雇の心配があります。
私は以前、同じ部署にいるやる気のない同僚に「こちらに負担がかかるからもっと一生懸命やってほしい」とやむを得ず注意したことがあったのですが、そのときに炎上して上司から「裁判になりかねない」と厳しく注意されました。
そのときに、「解雇されるかも」と心配になりました。
また、他の同僚が銀行振込の操作を間違えて二重払いになってしまったときは、「次間違えたら、銀行振込の仕事をさせない」と上司に言われていました。経理の仕事ということもあって、自分がミスをしていないかいつも神経を削りながら仕事を進めています。
「コンプライアンス」にとても厳しく、営業職の人が営業の仕事でコンプライアンス違反をして社内で重大な問題として取り上げられていました。
欠勤が多い従業員や病気で半年~1年くらい休業していた社員は、社長や役員が話をして「退職」していました。

教員は異動があるので、管理職と同僚との人間関係に極端に神経質になる必要がない

<教員時代>
教員は、3年以上在籍すれば異動の希望が出せるので、同僚とトラブルになっても「まぁいいや」という感じでした。
同僚とのトラブルを恐れず、強気で自分の意見を述べる人が多かったです。(Twitter職員室でも結構見かけます)

<会社員(現在)>
私が転職した会社の場合、小さい会社で本社勤務ともう1つの支店しかありません。
そのため、異動はほぼありません。
同僚との人間関係で失敗して会社に居づらくなるのが怖いので、同僚とは必要最低限しかコミュニケーションを取らないようにしています。

教員は、理不尽な管理職にキレることができる

<教員時代>
教員時代、理不尽な要求をする管理職に「納得がいかない。」と述べたことがあります。
同僚でも、管理職が難しい要求をすれば、すぐに「無理です。できません。」「納得できない。」「違う案でいきたい。」「それは違う。」などとはっきりと伝える人が多かったです。(Twitter職員室でもそういう人が多い)

<会社員(現在)>
私が転職した会社は、「上司に意見する」という文化はありません。
まず、上司が役員だと、私たちは「役員は会社を運営している立場であり、従業員は会社に雇われている立場」なので、強気に発言することはできません。
会議でも、なんとなく上司に気を遣って意見を言わなったり、多数決の時に上司と同じ案に票を入れたり、上司が「右」と言えば「右」という雰囲気です。

教員は、自分のペースで自由に残業や休日出勤できる

<教員時代>
教員時代、休日に自由に出勤することができました。
朝早く出勤して仕事したり、夜遅くまで仕事したりすることも可能でした。
私が勤務していた学校は、教諭は全員鍵を支給されていたり、鍵の開け方閉め方を教えてもらったりしていたので、365日24時間職員室や校舎で自由に仕事できました。
そのため、成績処理やテストの丸付け、願書のチェックなど落ち着いてやりたい仕事は、休日に出勤してのんびりとやっていました。

<会社員(現在)>

私が転職した会社は、限られた管理職しか会社の鍵やSECOMのカードを持っていません。
そのため、朝早く出勤しても社長が来るまで会社の建物に入れなかったり、帰りは会社の鍵を持った管理職より早く帰らなければなりません。始業時間前は仕事をしてはいけなかったり、昼休みも仕事をしてはいけなかったりします。
また、休日に自由に出勤して、会社で作業をすることも不可能です。
仕事が立て込んでいるときは、結構大変です。

教員は、自分のペースで仕事を前もって早めに片付けておくことができる

<教員時代>
教員時代、私は夏休みや冬休みの間にテスト作成、行事の準備を行っていました。
また、所見や道徳の評価、卒業生の思い出ビデオの作りも、冬休みには終わっていました。
教員は、成績処理や生徒指導以外は自分自身だけで仕事が完結することが多いので、自分のペースで早めに取り掛かることが可能でした。

<会社員(現在)>
現在、会社員で総務部の仕事をしています。
経理の仕事は、営業の人が客先からの注文を受けて伝票を記入したり、金額を入れたりしないと、次の作業へ進めることができません。
31日までの注文を、2日までに処理して請求書を客先に発送しなければならないのでかなり日にちが短い中で作業をしなければなりません。
前もって作業を進められればいいのですが、日にちが近くならないと営業の人が伝票を記入できなかったり、金額が決まらないことが多いので、難しいです。
毎月成績処理をしている感じです。(成績は、テストが終わって生徒の点数が確定しないと処理ができないため。また、テストと成績提出の期間も短いため。)

教員は、自分の車や自転車で外回り(家庭訪問や出張)できる

<教員時代>
教員時代は、自分の自転車で気軽に家庭訪問や銀行や郵便局・近隣の学校への出張をしていました。
私は、ペーパードライバーで車の運転ができなかったので、自転車で外回りできるのはとても楽でした。
同僚に、運転免許を持っていない人もいました。

<会社員(現在)>
会社では、業務でマイカーを使用することができません。
業務では、社用車を使わなくてはなりません。
他の会社でも、そのようなルールになっている会社は多いと思います。
「運転が苦手なのに、社用車が大型車で会社の車庫も狭い。高速道路を走らなくてはならないこともある。車のことが原因で、退職も考えた。」というネット記事を読んだこともあります。
私も、内勤の事務職ですが銀行や役所などに行くときは、車で行かなくてはいけません。ペーパードライバーなので、同僚に毎回運転をお願いしています。
毎回同僚にお願いするのは申し訳ないので、ペーパードライバー講習を受けたのですが、「今まで運転していなかった人が車に乗るのはリスクだから。」という理由で上司から社用車を運転する許可が下りませんでした。
自分で気軽に自転車で、外周りの業務をできたらいいのになぁと思っています。

教員は、勤務態度をきちんとしなくても良い

<教員時代>
教員は休憩時間がなかったり、残業代が支給されなったりで雇う側がいい加減なので、雇われる側の立場のこちらもいい加減な勤務態度で仕事をしていても全く問題ありませんでした。
勤務時間中や残業中に、お菓子を食べたり、おしゃべりをしたり、スマホでゲームをしたり、プライベートの電話をしたり、昼寝をしたり、調理室で流しそうめんをしたり、花見をしたり、近所におやつを買いに行ったり、結構みんなやりたい放題していました。

<会社員(現在)>
多くの会社は、休憩時間がしっかりと確保されたり、始業前に仕事が始まることがなかったり、残業代が支給されたりして、教員と比べて労働環境がきちんとしています。
そのため、こちらの勤務態度もきちんとしなければならないというプレッシャーがあります。
私が転職した会社は個人で自由に適宜休憩を取っていいのですが、自分の席でお菓子を食べたり、携帯電話を触ったりする人はいません。
トイレに行ったり、コーヒーなどを席で飲んだり、更衣室で携帯電話をちょっとチェックしたりする程度です。

教員は、職員同士で話してはいけない個人情報がないため、職員同士で気軽におしゃべりできる

<教員時代>
教員は、「生徒の個人情報を他の生徒に話してはいけない」という点ではシビアでしたが、職員同士で話してはいけない個人情報はありませんでした。
事務さんでない限り、他の教員の個人情報を知り得ることはなかったため、職員同士で話してはいけない内容はありませんでした。
そのため、職員同士では気軽におしゃべりができました。

<会社員(現在)>
私の場合、会社で総務部に属しています。
そのため、従業員の給与や退職・休業など個人情報を取り扱っています。
他の部署の従業員に給与などの個人情報をうっかり漏らしてしまうと裁判沙汰になるため、気軽におしゃべりできません。

教員は、職場の人と仲良し

<教員時代>
教員は、勤務時間外でも職場の人と食事に出かけたり、職場でお互いのプライベートについておしゃべりしたり、結構親密です。
年度始めの学年食事会、夏休み前、夏休み中のランチ、体育大会、文化祭、忘年会、年度末の学年食事会など、2か月に1回は飲み会がありました。
また、私は経験したことがなかったのですが、夏休み中に学年の職員で旅行に行く教員も多いです。
仲が良い先生と一緒にご飯を食べに行って、おしゃべりすることもありました。
教員が職場の人との関係が親密なのは、一緒に働いている時間が長かったり、クレーム対応などの苦しみを共有したり、教員自体明るく社交的で話好きな性格な人が多かったり、仕事が忙しくて趣味やプライベートに楽しみがなかったりすることが原因だと思います。
人によると思いますが、私はプライベートで友人が少なかったので職場の人とおしゃべりするのは割と好きでした。

<会社員(現在)>
私が転職した会社では、コロナの影響もあり、飲み会は今のところ皆無です。
コロナの前は、部署内で新入社員歓迎の会、新年会として定時に仕事を終えて会社の会議室でみんなで仕出しお弁当を食べるというイベントはあるそうです。それでも、年に2回程度です。
経済的には助かっていますが、プライベートで遊ぶ友人が少ない自分には少し寂しいなと感じることもあります。
また、同僚と仕事以外の話をすることがほとんどありません。たまにちょっとだけおしゃべりしますが、週に1回するかしないかくらいです。それも3分くらいで終了するおしゃべりです。
勤務時間中はおしゃべりしにくい雰囲気で、休憩時間はみんな自分のスマホを見るか寝るかで誰もおしゃべりをしていないので、気楽に職場の人とおしゃべりできません。
事務職という職種の特徴もあるかもしれません。
営業の男性たちは割とおしゃべりしています。

教員は、有休が多い 1時間単位で有休が使える

<教員時代>
教員は、毎年20日有休を付与されます。
2年目からは前年度の分を繰り越しできるので、大半の教員は毎年40日の有休の権利を持っています。
また、お盆休み、年末年始の休み、祝日は有休とは別なので、有休が減ることはありませんでした。
さらに、1時間単位で有休を使うことができました。

<会社員(現在>
私が転職した会社では、年間20日有休が付与されます。
しかしながら、そのうち10日間は「計画的有休」として、GWの休み、お盆休み、年末年始の休みに充てられます。そのため、個人が自由に使える有休は年間で10日となります。
前年度の有休を繰り越すことができるのですが、自由に使える分は10日なので大半の社員は毎年20日程度の有休の権利しか持っていません。
また、有休は半日または1日単位でしか使えません。教員のように1時間単位で有休を使うことはできません。

教員は、報連相を「誰に」「どこまでするか」が割とわかりやすい

<教員時代>
教員は、生徒指導と保護者対応以外の件については「報連相」をする必要がほとんどありませんでした。
教員は、担任や授業などそれぞれ個人で仕事が完結するので、トラブルが発生しない限り、「報連相」の必要はありませんでした。
また、生徒指導や保護者対応の「報連相」もたいてい学年主任にすればOKだったので、「誰に報告するか」で迷うことはあまりありませんでした。
さらに、校務分掌のことは直接担当に確認すればよかったので、その点でも「誰にきくか」で迷うことはありませんでした。

<会社員(現在)>
会社員は、トラブル発生時以外も「報連相」を行わなければならないようです。
仕事が完了したときに、「完了しました」の報告をすることが多いようです。
また、何かにつけて「上司の許可」が必要です。
しかしながら、あまり細かいところまで「許可の確認」や「報告」をしていると、上司に苦笑いされて気まずくなることもあります。
どこまで上司に「許可を確認するか」「仕事の進捗状況を報告するか」を見極めるのがとても難しいです。ネットでも、このような悩みを抱える会社員は多く、Yahoo知恵袋の話題で見かけることがあります。
また、「誰に報告するか」も難しいです。自分の直属の上司以外に直接報連相をしにくい雰囲気なので、部長の担当の仕事でも、課長を通さずに直接自分が「報連相」すると注意されることもあるので難しいです。

教員は、自分の仕事で笑顔になってくれる人がいる。楽しみに待ってくれる人がいる。

<教員時代>
私は、生徒会の担当をしていたので「3年生を送る会」など行事の準備の仕事をすることが多かったです。
行事の準備は大変でしたが、当日生徒たちの笑顔を見ると「やってよかったなぁ」とうれしい気持ちになったり、感動したりしました。
また、授業も、いつもと少し違った凝ったものを用意すると、生徒たちは喜んでくれました。
行事や授業の準備は大変でしたが、「やりがい」がとても感じられる素晴らしい仕事だったと思います。

<会社員(現在)>
私は、総務部で働いています。
仕事内容は、請求書の準備に関わること、従業員の給与計算や入退社の手続きに関わることなどです。
重要な仕事でありきちんとやらなければならないというプレッシャーがあるため、終わった後は達成感は少しあります。
しかしながら、教員の仕事のような「感動」や「喜び」は全くありません。

教員は、職員の異動が多いので他の人の仕事を引き継ぐシステムが整っていることが多い

<教員時代>
教員は、職員の異動があり入れ替わりが多いため、仕事を引き継ぐシステムが整っていることが多いです。
ある程度校務分掌の経験がある教員であれば、初めて担当する仕事でも共有フォルダ内の昨年度の文書データを見れば仕事の流れをあまり苦労せずにつかむことができます。
共有フォルダ内も、校務分掌の部ごとに整理されているため、たいていの文書データはだれでも簡単に見つけることができます。

<会社員(現在)>
私が転職した会社は、異動がほとんどなくて人の入れ替わりがほぼないため、教員のように引継ぎのシステムが整っていません。
そのため、新しい仕事を教えてもらうときは、先輩から口頭で伝達されました。
また、共有フォルダがあまり整理されておらず、資料を探すのが大変です。
あと、仕事で使う文書データを個人のファイルに保存する人も多いため、そもそも文書データが共有フォルダ内に存在しないことも多々あります。
そのため、過去のデータ利用することができず、一から作ることが多く、「大変だなぁ」と思うことがあります。
また、「突然解雇になった人の仕事を引き継いだ人は、どこに何があるか全くわからずかなり苦労した」という話を聞いたこともあります。

教員は、校内を歩き回っているので運動不足になることがない

<教員時代>
教員は、職員室と教室を往復したり、他学年の授業で別のフロアへ移動したりして、かなり歩いていたと思います。
そのため、夜はぐっすりと眠れており、日中眠くなることはほとんどなかったです。

<会社員(現在)>
現在、内勤の事務職のため、ほとんど歩きません。
そのため、運動不足で夜の眠りが浅くなり、日中眠くなることが多いです。
始業前や昼休みに、休憩室で寝ている人が多いです。
休日に散歩したりや通勤途中に遠回りしたりして、なるべく多く歩くようにしています。

教員は、実は色々なスキルが身に付く

<教員時代>
教員時代は、授業・成績処理・保護者対応・行事準備など、多くの仕事をしていました。
プレゼンスキル、わかりやすい資料を作るスキル、エクセルのスキル、電話対応スキルなど、多くのスキルが身に付きました。
特に、行事準備では、スムーズに行事を進行するための計画を立てるスキルだけでなく、放送機器のセッティングや動画編集など、様々なスキルが身に付きました。

<会社員(現在)>
私は現在、総務部で働いているので、仕事内容はほぼ事務作業です。
事務作業を確実に早くこなすスキルや、社会保険や税金、会計の知識は身に付きますが、教員のような幅広いスキルは身に付けられません。

まとめ:それでも教員に戻りたいとは一切思わない

「教員の方がよかった・楽だったなぁ」という点はいくつかありますが、「教員に戻りたい」とは一切思いません。正確に言うと、「もう教員には戻れない」です。

教員に戻りたくない理由は、

・そもそも性格的に教員に向いていない(HSP気質)

・モンスターペアレンツの対応が辛すぎた

・公教育が限界を迎えていると感じる=将来性を感じない

(時代錯誤なシステム、なり手不足、政府が教育にかけるお金ケチりすぎ)

・超長時間労働と超大量持ち帰り仕事

・心の病にかかる教員が多すぎる →「自分もなったらどうしよう」と心配

年収は200万円ほど下がりましたが、祖父母や両親が元気なうちに一緒に過ごす時間・自分が若いうちに自分がやりたいことに色々とチャレンジできる時間・心身の健康は、失ってしまうと戻ってこないので、転職して本当によかったと思っています。

ただ、私の場合独身なのでのんきなことを言っていられますが、家庭のある方は年収の面は重大な問題なので慎重に検討が必要だと思います。

給料低めだがホワイト企業なので、働きながら公務員の勉強もできる

それでもやはり「経済的にもう少し余裕がほしいな」と思っています。現在私が働いている会社なら休日出勤なしで持ち帰り仕事もほとんどないため勉強をする時間がたっぷりあります。そのため、公務員行政職にチャレンジすることもできます。ただ、地方公務員は受験資格に年齢制限があるので注意が必要です。私の場合30歳なので、受けられる市町村はかなり限られてしまいます。

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この記事を書いた人

愛知教育大学卒業。元公立中学校英語教諭。東海地方在住。
大学卒業後、公立中学校で7年間勤務。小規模校に勤務し校務分掌に追われ、1か月の時間外労働が150時間を超えたことも。7年目の年度末で退職し、翌日から中小企業で勤務。
現在の仕事内容は内勤の事務系で、クレーム対応などは皆無。昼休みが1時間きちんと取れて、6時半までには退勤する日々に感動。

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